2013年7月7日日曜日

雪組ベルサイユのばら



いや〜全く観るつもりじゃなかったのに、お誘いがあり、なぜか『ベルサイユのばら〜フェルゼン編〜』を観劇。もちろん良い評判なんて聞いてなかったし、実際今までで一番ひどい脚本だったかも…一幕全部いらないと言うファン仲間も。だっていちいち全部の台詞が原作に反しているんだもの!あの漫画の素晴らしさは、それぞれの登場人物がお互いに敬意を持って真摯に接していることで、だからこそ作品全体に品格があるのだと思うの。なのに宝塚版は、なんとな〜く原作風の台詞を入れつつ、お互いを侮辱しているとしか思えないようなやり取りになっているんだもの!あれでは演じるのも大変だと思う!説明台詞はますます増えてるし、幕前の芝居多過ぎだし、動きは少ないし、ストーリーのつじつま合ってないし…もう不満を挙げたらキリがない。
と、いろいろ吐き出してしまいましたが、個々には良かったところもたくさんあります。まず壮さんが、あんなに歌が上手とは知らなかった〜フェルゼンのソロが多くて、どれも圧巻でした。変な歌〜と思ってた「アン・ドゥ・トロワ」ですら良い曲に聞こえた!お披露目とは思えない安定感はさすがでした。
まっつももちろん素晴らしい歌声だったし、チギのバスティーユは鬼気迫るものがあって良かったです。バスティーユはなんか降りて来るものがあるよね〜
あと、プロローグで主要な男役が揃った時になんだかとても切なくキュンとしました。組み替えメンバーが多いけど、雪組はなぜかやっぱり端正な感じがして、その雰囲気にちょっと感動。
久々にともみんを観られたのもよかったです。あんまりジェローデルっぽくはなかったけど…。それにしてもジェローデルは絶対にオスカルに手をあげたりしない!ありえない!!…と、最後も文句になってしまいました。

2 件のコメント:

  1. えーそんなにひどいんだ。。。あらら。
    結局わたしは昔の脚本で完成されてると思うんだよね。
    だけど無理に変えようとするからそういうことに。
    幕間はほぼあってはならないと思う。
    風と共に、も今度娘役はメラニーだって。ひどすぎる。
    スカーレットもバトラーも男役ってのは反則よっ!!

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  2. shihoさま

    ベルばらは完全に迷走中…それでも観劇したこと自体は後悔しないのが宝塚なんだけど。
    最近は宝塚でもあからさまなカーテン前というのはわりと少ないと思う。まあ暗転が長い演出家もいるし、ベルばらはセットも大きいから難しいのかもしれないけど、とにかく流れが悪い。風共も植爺なんだよね…悲劇だ。

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